104氏、戸建に惹かれる

2011.1.3 (実際悩んでいたのは11カ月以上前)





お気に入りの間取(広い御庭付き)マンションの値引き交渉合戦に華麗に勝利したつもりで、その実、忸怩たる敗北を喫した104氏である。


―――うぬぅ!やっぱりマンションと言うモノに縁がなかったのかも知れんやわいね!―――

そう呟き、前回の敗北より100日あまりしょんぼりしていた104氏はマイホーム購入再戦へ奮い立ったのである。



―――何もマンションにこだわる必要があろうか? いやないんやわいね!―――

勝手に自問自答し、むくむくと戸建への妄想を膨らませる104氏である。



―――おおおっ! 見える! 見えるやわいね! 夢のビルトインガレージマイホームがっ!!!―――

理想のフルオプション、104氏の心の中には質実剛健なるマイホームがガレージをビルトインして現れたらしいのである。



―――うむ、戸建の美点を見つけまくったやわいね!―――

なんてお気軽で勝手な生命体なのであろう、周りの関係者一同を瞬時に呆れさせながら104氏は戸建について調べ始めた。



<<戸建美点>>

・土地も建物も完全に自分のモノやわいね

・どんなへんてこりんな間取だって(ヨメ様の納得さえ得られれば)設計可能なんよ

・深夜までのバイク整備を周りに憚ることなく行えるやわいね

・日本は小さい島国!だから土地の価値が高いんよ!建物の価値が失せようと土地分だけは資産を守れるやわいね


―――うむ、まことに戸建の素晴らしいことやわいね―――

104氏はマンションを購入しようとしていたことなどは忘却の彼方にして戸建に惹かれまくっていったのである。



―――あれも付けたい、これも譲れん、間取りはこうやわいね、耐震性能も外観も内観も犠牲にはしないんよ!―――

一生の内に一番高い買い物であり、およそ(104氏の収入では)一度の購入機会にしか恵まれないであろうと思えばこそ戸建に妥協を104氏は許せなかった。




―――完璧なイメージが出来上がったやわいね!!―――

毎日毎日インターネットサーフィンを繰り返し、たくさんの物件を観察し、理想のイメージ画像を収集しまくった104氏である。



以下にその一部を勝手に載せてしまおうと思うのである。
(注:『勝手に俺ん家を載せんな!削除しろ!』との御指摘がございましたら速やかに実現させます)





























































―――うむ、夢は無限大やわいね!―――

あれこれと理想ばかり(あげつら)う104氏は叫ぶのである。









あらゆる理想ばかりを詰め込み、あらゆる夢を戸建にみた104氏は現実を忘れたのである。













―――うむ、機は熟したやわいね! サクッとビルトインガレージマイホームの見積をとってみるやわいね―――

ハウスメーカー2社へ希望のプランを滔滔と語り、概算見積を求めた104氏に現実は突然押し寄せたのである。




































































P社見積回答:¥70,000,000円 (注:建物のみ 土地代別途必要)







































A社見積回答:¥66,000,000円 (注:建物のみ 土地代別途必要)

























































マジか━━━━(゚д゚;)━━━━っ!!













ハウスメーカー2社からは(概算ではあるけれど)絶対買えないお値段が提示されたのである。














戦戦恐恐としながら104氏は震えたのである。





―――その半分くらいの予算だとしたらどれくらい夢は削られますか・・・やわいね?―――

(さすがに夢を語り過ぎていたと恥ずかしくなって)顔を真っ赤にして各営業マンに尋ねてみた104氏である。
























































P社とA社の営業マンは至極現実を語って聴かせた・・・104氏に。



























































。・゚・(ノ∀`)・゚・。


―――ドライ過ぎる!無味に過ぎる!!そんな戸建に夢は見れんやわいね―――



104氏がそう絶望するほど、P社とA社の営業マンが語った現実はあまりにもドライであったのである。


なぜなら、104氏が所望した、設備のアレコレは水泡に帰すというからである。





104氏の所望した(極一部の)設備を以下に挙げてみよう。


とっても(104氏にとってのみ)都合のいい二段基礎も、カッチョイイ階段も、排気設備も、三相200V電源も、ガラス張りの意匠も、

電動シャッターも、(特別注文になってしまうらしい)ガレージと家屋を分け隔てるドアも、空調設備も、すべて高値の花であったのである。













―――ビルトインガレージマイホームと言うのは、ガレージが味噌なんよ―――

そこに夢がない家は要らない、と104氏は語るのである。









単純に104氏の所得では欲しいモノを買えないだけなのであるが、104氏は怒り心頭に発したのである。



















―――むむむぅっ!! アレもダメ、コレもダメ!? 妥協太郎と手を繋がなきゃ何にも前に進めんと言うのかいや??―――


104氏は苦悩した。





















































―――ドライに過ぎるガレージの付いた家なら買えるやわいね―――





















































―――果たしてそれで後悔なく納得出来るんかね?(自問)―――





















































―――木造なら、結構広めの間取やわいね・・・鉄筋コンクリートなら予算が全く足りんよ―――





















































―――(ビルトインじゃないけれど)大きいガレージはもう所有しちょるんよ、俺―――





















































―――俺がマイホームに求めるものは極論するとナニになるんかね?!―――





















































104氏は阿呆なりに考えたのである。





















































ガレージは既にある。











一番恐れる事態は・・・建てた家がのっぴきならない状況になることである。



そうなるとバイク趣味は持続が困難になるから。












何度も言うが、ガレージは既にある。

















ならば、丈夫なマイホームさえあれば104氏はしあわせになれるのではないか?



























































どうする? 104氏。







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