104氏、マンションに惹かれる

09.09.14


最近104氏が生息する大垣では分譲マンションが増産されている。


「マンションとは如何なるモノやわいね? 勉強しに行きまっし」

何の気はなしに思いつき近場の新築分譲マンションのモデルルームに出かけて行った104氏であった。





これが104氏が出掛けて行ったマンション其の物である。

「お庭がついちょるやわいね!!」

マンションルームなどいままで見たこともなかった104氏は1階分譲部分にお庭が付いていることにびっくりしたようだ。

ま、これは珍しいことではない。

104氏が世間を知らないだけである。



マンションは管理を買うモノらしい。


高度なセキュリティー、頑強な筺体が簡単に手に入る。

ま、その分修繕費や管理費の積立があるのであるが。



「こんなにモダンな意匠なんね・・・」

デザイナチックに飾られたエントランスの中にも中庭が設えてあるのを見た104氏は呟いた。



そしてそのエントランスに劣らぬ意匠のお部屋に104氏が足を踏み入れる。



これは階上のモデルルームである。

1階ならば画面中央窓向こうにはバルコニーではなく芝生を敷き詰めたお庭が見える。



そして・・・その1階部分、庭のあるお部屋に104氏は大変に惹かれたのである。





「駐輪場からバリアフリーな通路がお庭の入口まで繋がってるんよ!!」


これは割と珍しいらしい。

普通は段差があったり、そもそも駐輪場からお庭自体が独立していたりする。





そしてそのお庭の入口を開けるとこの様な視界になる。


「向かって左側に水回りが用意されてるやわいね。 そして、お庭を上がるとすぐにリビングダイニングやわいね!!」



104氏は担当者に質問した。



「バイクをあの通路からこのお庭に運び込んでもいいのか知らん??」

爛爛と104氏の眼が輝いていたのであろう。


担当者は少し警戒するように苦笑いで答えた。



『マンション規約によりますと、バイク等の運び込みはNGとなっております』


至極当たり前の回答だと筆者は思う。





「この芝生は? 一部毟ってしまってコンクリ轢いてもいいのか知らん???」

104氏がまた質問する。




『それは・・・構わないかと思います』

担当者が不審そうに答える。



勘の鋭い読者諸賢ならば104氏の思惑など御見通しであろう。



104氏は此の庭にバイクを置き、リビングダイニングから眺めて暮らす毎日を夢想したのである。


休日に此の囲われた箱庭でバイクを整備したり洗車したりも夢想したのである。



「超前向きに購入検討したとして、それが実現した暁には周りに迷惑掛けないバイクの持ち込みは・・・」

104氏が言い終わるまでに

――――原則ダメです。――――

そう担当者が答えた。





「原則やわいね? 例外もあるのん?」

104氏がそう食い下がる。







担当者は何かを察したのか、ふぅ、と息を吐き出し、言った。


『販売担当としてはNGですとしか言えませんが、実際に自転車などを運び込んでいる方は少なからず存在します』

―――結局は沢山の世帯が集合して暮らすことになりますので規約が存在すのですが・・・
周りと問題を起こさぬように配慮して行動してもらってそれで苦情がでなければ・・・―――


ゴニョゴニョ・・・である(笑)



この時点で俄然滅茶苦茶マンションに惹かれまくる単純な104氏。





まだ芝生が生えそろっていない箱庭。



広くはないけれど、可能性は無限大であると感じたようである。





勿論、クルマは駐車場に置ける。


そしてそれは、此処の立地が駅まで10分以内圏内であるにもかかわらず平面駐車場であるのだ。



駅まで徒歩10分圏内。




平面駐車場70台以上・・・機械式ではないので駐車場代が安い!
なんと¥1,000/月 (笑)

バイクは¥500。

勿論お庭に置くならタダ(笑)




徒歩3分程で24時間営業の食料品売り場(マックスバリュー)がある。




徒歩3分程で大型スポーツクラブがある。




徒歩3分程で大型ショッピングモール(イオンG)がある。




徒歩3分程で室内大型アミューズメントレジャー施設がある。




―――それらにも関わらず、それらとマンションは小さな小川で遮られており、

マンションのエントランスホール前は袋小路でマンション住人以外の交通は皆無である!―――





好いコトだらけ。




加えて此処を計画した不動産会社が関西圏などで売上、マンション所有2年連続第1位。








104氏が気に入るのも当然であったかも知れない。





「ここ買いまっし!」

すぐさまヨメ様にそう言った104氏である。










                                                     つづく。




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