2018年


2018.2.10 (土)  ミニを迎えることになった顛末


昨年末、小松原氏は考えていた。

昨今、月日が流れるのが速く感じるものだと。

それはなぜ故か?!

毎日を無為に過ごしているからではなのか?

仕事に追われ、シガラミ続く人間関係のなかで無難を求めて毎日を過去へ過去へ押しやっているからではないのか?


「このままではいかんな・・・」

そう小松原氏は独りごちた。


何か日常に変化をもたらすものはないのか・・・漠然とした焦燥に駆られる小松原氏は近所のカースタジオに出向いた。


このカースタジオ、小松原邸近所に昔から在り、小松原氏もその存在は昔から認識していた。

しかし、店の前に並べてある車たちは小松原氏の好きな所謂スポーツカーたちとは全然違い、フィガロやパオ、Be-1、そしてミニといったヘンテコリンなカタチで可愛さ溢れるノスタルジーラインナップであった為、ついぞ改めて訪問してみようなどと思うことはなかったという。



「日常に変化をもたらすため趣味として大好きなモーターサイクル購入でも・・・」

小松原氏が漠然とそう考えた年末・・・頭に浮かぶ車種は・・・直感的にBNR32、FD‐3S、70スープラ、いやいや新しい車種でいこうと考えれば、WRX sti、NDロドスタ、であった。


「うむ、いつも通り・・・自分自身の好みとはいえ毎度心に浮かぶ車種は同じで面白みに欠けるな・・・」

BNR32は社会人になったばかりの頃無理して購入し3年ほど乗っていて維持が難しく手放した経緯があるのだが、今でも大好きな車だ。

FD-3Sは大学生時代の親友が乗っておりそのカッコ良さに今でも惚れている。

70スープラは大学生時代の家賃を払うため無理して働いていた先のバー支配人が乗っていて今にして思えばとても渋かった。

いずれも旧い車たちではあるが小松原氏の趣向にはこれらが現行モデルの車たちより輝いて映るのである。


無理に現行モデル車たちに目を向けようと思えば殆ど興味を惹かれるものがない。

殆どない中で・・・WRX sti と NDロドスタは数少ない気になる現行モデル車である。

WRX stiはパワーに申し分もなく、4WDとは言えDCCDにより前後の駆動配分を任意に変えることが出来るので振り回せて、面白そうである。

NDロドスタは現行車の中で純粋に一番ドライビングが楽しそうである。


「うむ、しかし・・・これらの中から相棒を選んでみても・・・人生の価値観にプラスされる目新しさなどないのかも知れぬな・・・」

漠然とそう思ってしまった小松原氏は、己の趣向の反対側を見渡してみたという。


「FF駆動は好きではないな・・・錆も大嫌いだし、フロアパネルなどへのダメージなどもっての外である」

そう呟きながら、自身の中で車というものに譲れない要素とは何かを考えてみた小松原氏。


「どれだけ大切に扱おうがカタチあるものはいずれ朽ちていく・・・俺がいま譲れない要素とは、単純な運転の楽しさと意匠を含めた愛せるキャラクターだな・・・」

考えたあげく、そう呟いたときある車種が心に突然浮かび上がり、小松原氏はカースタジオに出向いたのである。



そう、このとき、小松原氏の心に突然浮かんだ車種が【ミニ】であった。

ミニのことなど何も知らないに等しい小松原氏ではある。

しかし、その少ないミニの知識の中で、FF駆動だけどゴーカートっぽい操縦性で大層運転が面白いようだという点と、カスタムとリペアが無限に出来るようだという点、これらにいままで頑なに守ってきた自身の中の後輪駆動至上主義からの脱却を図ったのである。

「後輪駆動至上主義など若気の至りであったのかも知れんな・・・」

そう気づいてみれば、ミニのその愛くるしいカタチは非常に小松原氏の好みそのものであったというらしい。


そんなこんなで・・・

初めて訪れたカースタジオ・・・・・・・・・・・。

第一印象は「なんだか乱雑にゴチャゴチャしているな・・・」であったという。



後になってこれは近場へ新しく拠点移転の可能性があるためだと分かったのであるが、そうなる前は結構なネガティブイメージであった。

しかし、そんな環境の中、相手をしてくれた店主は本当に気さくな人柄で大いに好感がもてたと小松原氏は言う。



店主と話していく過程で、ミニへの知識を補充していく小松原氏。

「ふむふむ、錆びやすい、朽ちやすい・・・しかし直しやすい・・・のね」

大きく分けて、キャブモデル、インジェクション平成8年までモデル、インジェクション最終モデル、の3つになり、各モデルの特徴・・・。



間違いなく言えることは、若かりし頃の小松原氏のままであったなら、ミニという車を知れば知るほど、購入から遠ざかっただろうということである。



「FF駆動も、錆びやすいのも、なんだかフロアパネルが凹んでるのも!大っ嫌いだったけど・・・人生に彩を持たせてくれて、一緒にいろんな景色を見て回る相棒はこんなヤツ(←ミニのこと)なのかも知れんな・・・

錆びて穴が開いたら切り貼りして直してあげればいいし、凹んだら叩いて直してあげればいいし・・・FF駆動なのも楽しめばいいし、壊れるということも結局楽しめばいいのだな!」


たぶん余程ここ最近の人生にマンネリ感を覚えていたのだろう、と小松原氏は呵々大笑しながら言うのである。



カースタジオの店主と初めて会って、話すこと30分。


そのまま店主と、PCで現在開催中の業者オークションをモニタリングしていたら・・・直感でコイツだっ!!!って思うコ(←ミニ)がいた。

業者オークションって1物件につき1分未満くらいでサクサク終わっていくのをこのとき初めて知った小松原氏。

直感で見初めたコは入札で落ちず流れた・・・流れたというのは、落札者なしで終わったということらしい。


流れると、直接交渉が出来る旨をこのとき店主が小松原氏に説明し、このコを出品したトコロに交渉を持ち掛けてみようか?と言ってきた。


もう新車で買うことは叶わぬミニという車。

完璧などという物件などあるはずもない・・・・・・であるならば・・・・・・

どうせ迎え入れるなら直感で運命を感じたコがいいじゃん。


「うむ、お願いします」

店主に小松原氏はそう伝えたのである。


これが後に小松原号となるミニである。

オークション情報で、事故点なし(R点無し)の3.5点、内装B点、(メータ何周してるか知らんけど)12,410kmの走行距離であった。




直接交渉は成約に終わり、数日で小松原号はカースタジオにやってきた。

これからいろんな経験を共有出来たいいなと思う次第である。


しかし、まだ、納車の運びにはならない。



カースタジオの店主を前に、納車前カスタムの打ち合わせに入る小松原氏。


その内容は次回の日記にて・・・。


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