麒麟 淡麗 <生>



おそらく市場で一番メジャーで名前が売れてる発泡酒ではなかろうか?


この価格にしてこの味わい、素晴らしいと言い切ってしまって良いと思う。


麦芽の使用率が制限される発泡酒というカテゴリにおいて、

このキレと味わいを実現させたキリンの開発部隊に素直に称讃を送りたい。


「素晴らしいやわいね! よくここまで完成度を上げられたものやいね!」



「爽快なキレを求めるなら某社のドライな麦酒よりもコイツの方がその価格と味わいにおいて勝るやわいね!」

104氏はかねてよりそう叫び続けているのであるが悲しいかな世間様一般での理解は得られ難いらしい。



コイツの飲み味を端的に表現するのであれば、すっきり引き締まった味わいとのど越しである。

この表現は、まったくメーカーの謳い文句そのままで恐縮ではあるのだけれど(笑)



発泡酒の中ではダントツに味わいがある。


ちぐはぐな商品が目立つ発泡酒カテゴリの中にあって唯一気を吐く発泡酒の雄であるとすら感じる。



家計の節約のために麦酒から発泡酒へ晩酌の内容が変化する政令が稀にヨメ様から出される104氏であるが、

そんな折に指名買いする発泡酒はコイツ以外にあり得ないのである。



エビスプレモル等と肩を並べてまで「うまい!」とは言える商品では勿論ない。

しかしそれは、麦酒と発泡酒を飲み応えや美味さの物差しで比較すること自体ナンセンスであるので

コイツの美味さを語る際にその差は問題にはならないだろう。



ただし、夏のくそ暑い日の仕事終わりにグビグビッと飲むには重厚なエビスやプレモルに勝る最高の一品かも知れない。


コイツは飲むシチュエーションによっては発泡酒の強みを存分に発揮する銘柄なのだ。



そんなわけで・・・

コイツはおおよそ欠点の見つからない商品である。

そんな中無理やり難点のこじ付けを行うのであれば難点が一点だけある。


「他の商品群との飲み合わせが悪いやわいね」


104氏がそうこじ付けを言う。



麦酒に比較してその飲み味が軽めとされる発泡酒であるので、

複数個体を合わせ飲む場合は心情的に発泡酒からとなるかと思うのだが・・・


コイツの唯一の欠点はその場合に起きる事象であるのだ。



コイツを飲んでからエビスやプレモルを飲むとそのプレミアムたる素敵な薫りや美味さを感じるのに障碍が出るのである。



「そういう飲み合わせを行うと靴屋さん店内のようなニホイがするんよ・・・」


104氏だけがそう感じる味覚かも知れないが、104氏はそう説明する。



ま、これは他の銘柄と合わせて飲まなければ発露しない悪癖であるので通常問題にはならないのであるが。



「麦酒と発泡酒は似て非なるモノ、住み分ける必要、飲み分ける必要があると思うやわいね」

そうすればコイツほど素晴らしい発泡酒は今のところ日本には存在しないと断言できる。


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