R1−Zの紹介 〜その素晴らしさと悪癖〜


『R1−Zってバイクが走ってるところを実際に見たことがありますか?』

この質問に対する『YES』の答えはそれ程多数でないんじゃないかなと思う(。-∀-)

気に入ってコイツを所有している私が言うのもなんだけれど・・・明らかにマイナー車種だと思うからね。

知名度や人気は長兄のRZ、次兄のRZRに及びもしない(-_-;)

『R1−ZはRZの系譜ではない!』という人までいらっしゃる。.゜.(ノД`).゜.。

それはあんまりだ・・・と思うけれど・・・実際その言葉には一理あるのかも知れない・・・。

理由はコイツの姿を語るなら『鉄フレームの初代TZR(1KT)』だと言えるからだ(。-∀-)

1KTとエンジンは同じものだし、ステップ、スイングアーム、キャブ、CDI、チャンバーなどほとんどの部分で互換性がある( ゜Д゜)ヤマハ品質

世間様では大変に名馬の誉れ高い1KT(初代TZR250)・・・なのに3XC(R1−Z)はあまり名馬だと囁かれないΣ(゜д ゜;)

コンセプトに靄がかかっていて、それ自体惹かれるモノではないからだろうし、在り合せのパーツで作っちゃいました感がそうさせるのだろうけれどね(-_-;)

しかしながら、コイツには素晴らしいところが山ほどある(`・ω・´)乗らずして駄馬と決めつけてはいけない!

コイツが世に生まれたことで、本来なら過熱するレプリカモデル性能競争の渦中で

すぐに後方排気やV型へと代わられて生産されなくなるはずだった名機1KTエンジンが生きながらえたこと。

それもコイツはほとんどモデルチェンジらしいことを行わず販売される続けたので

不人気車種の割にはタマ数が豊富だ(なぜか98年式&99年式とかの最終高年式はほとんど見かけないが・・・)。

なもんで、安くパーツの調達が可能で大変助かるのだ(ヨメ様支配家庭なのよ・・・。.゜.(ノД`).゜.。)

そして、トラス形状に組まれた鉄パイプフレームが何よりカッコイイ(注:私はアルミフレームが嫌い)

NSRやTZRやRGVγたちのような先鋭化していったレプリカたちには持ち得なかった中庸の深さがコイツにはある(断言できる!!)。

RZとTZの中庸・・・素晴らしいじゃないか素敵じゃないか';・*(・∀・)*・;'。ィィ

そう思う人間が少数であったが故にコイツは不人気車種になったのかも知れないが・・・(。-∀-)


走行フィールは節操ない感じ(-_-;)

コイツのパラレルツインの回り方と排気音は素晴らしく官能的である(音だけで言えばNSRなんて軽く凌駕している!)。

1KTより口径を絞ってあるキャブ、ローギヤードに振ってあるミッションレンジとYPVS機構が相まって

2st250ccとしては大変にトルクフルな感じを乗り手に与えてくれる。

(初代RZ4L3に乗ってた身には驚愕のトルクである!)


6000rpmを超えてアクセルを開け続ければ『パァ――――ンッ!』と弾けるような感じで気持ちイイ';・*(・∀・)*・;'。

しかし、それを受け止めるシャーシは大変に美しいのだが・・・その剛性は高くない(-_-;)

ある程度の速度域でコーナーを曲がってる最中にギャップを拾うと収まりが大変悪いのだ・・・。

そしてフロントもフラフラとあっち向いたりこっち向いたりで危険である(。-∀-)

ま、これはステアリングダンパをつければマシになるらしいのだけれどね(私はセルフステアを邪魔するステダンが嫌いなのでつけてない)。

慣れちゃえばこの節操の無さこそがコイツの楽しさだと思い至れるのだけれどね・・・(苦笑)


しかし、どーにもこーにも好きになれない悪癖もコイツは持ってる(-_-;)

この唯一気に入らない悪癖は通常の走行では顔を見せることはない・・・。

ある条件を満たしてやることでソイツは出現する・・・。

その条件とは・・・・・

■前後ハイグリップタイヤ(GPR70SPとかね)を履いてるコト

■全開に近い(2/3開程度でも?)加速で160〜180`を目指すコト

この2点である|д゜)ノ⌒●~*


そーすると・・・

▲グワン・・・・・グワン・・・・グワン・・・グワン・・とソイツはやって来る!!

そう・・・シャーシがウォブルを始めるのですよΣ(T∀T;ノ)ノ

アクセルを開け続ける限り揺れは大きく増幅されていく・・・。

開け続ければ・・・逝っちゃうかも知れない(ノ∀`;)タハー

この悪癖が現れてしまったら・・・ゆっくりアクセルを戻してウォブルの収束を待つしかないのだ・・・。

超前向きな考え方で捉えるなら・・・『低い速度で楽しめるMoto GPゴッコ』なのだが(。-∀-)

はじめてこの悪癖サンと遭遇した時はそりゃビックリしたもんだ。

万人に愛されるモノでないからこそ愛おしい・・・。


そんな素晴らしさと悪癖を併せ持っているのが『R1−Z』というバイクです。

コイツは内に秘めた過激さを隠しながら2st250ccでは最期まで生産されたんです。

しかし・・・時代の流れには逆らえず1999年で生産が打ち切られました・・・残念でならない。


最近・・・2st車両の中古車相場が上昇していて、その中にはコイツも雑じってるみたいだ・・・。

程度の良いコイツに出会うことは年々難しくなってきているようだし・・・

欲しい方は今すぐにでも動いた方がイイのかも知れないね(。-∀-)フフフ

                                                     おしまい


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