KSRⅡ (B6) 80cc


KSRⅡ@104号 スイングアームとリンク周りのベアリング化 & リアサス交換

2017.7.8


前回の作業(バックステップ換装)の時にバイクリフトがなくてとても不便を感じた104氏は何故かハーレー用と謳われたバイクジャッキを購入した。


――― 油圧ジャッキはウマをかませずに使用するのが不安なんよ・・・

ネジで物理的に締め上げていくタイプのパンタジャッキが一番信頼に厚くて嗚呼素敵やわいね!

商品画像から推察する【剛性】と【使い易さ】と【値段】のバランスが一番良さそうなコイツを直感で購入したんよ ―――


ハーレー用(←ローダウン車用)バイクジャッキ、送料込みで6,500円。


――― 21mmソケットでシャコシャコ上げ下げ出来るコイツなんやけどね、

21mmソケットなんて持ってないからこれも買ったんよ ―――


KSRを弄る場合、10mm、14mm、17mmがメイン工具となる。

















































後輪離陸。

当たり前であるが、適当なビールケースや適当な台に「よいしょ!!」と載せるよりずっと楽チンである。


















































KSRを離陸させた後、いったん家の中に戻り、用意したのはA2017材のΦ16mm丸棒。

コイツの先端を迸る汚い男汁に塗れながら加工する。

















































こんな感じに (゚∀゚)

















































リンク周りも、予めサンドブラスト後黒色に塗りカラーを引っこ抜きベアリングに打ち換えたものを用意する。

















































いざ、作業に。


まずは、リヤキャリパーの取り外しである。


――― うむ、何故かここのボルトがキャップボルトに交換してあるんよ ―――


中古車は自分でバラシながら、前のオーナーが何を考えどの様な思いでマシンに接していたのかを探るのもまた楽しい。


――― ここは多分・・・エクステンションバーを持ってなかったのかな・・・? ―――


答えなど分からないが104氏は想像するのである。

















































キャリパー外したら、適当に針金でぶら下げておく。

















































次はチェーンのクリップを外して、チェーンを取り外す。

















































敢えてKSRにはノンシールチェーンを採用しているので、灯油に漬けてキレイにしてやりたいのであるが、時間がないのでまた今度 (゚∀゚)。

















































14mmと17mmの工具を用意してリアアクスルシャフトを外すのである。

















































ホイールが外れた。

右、左についているカラーを失くさないようにガレージの片隅にホイールを取り敢えず保管する104氏。

















































次は・・・リアサスを外すのである。

















































工具は14mm。

エクステンションバー必須である。


















































こんな感じにしてリアサス取り外し。


















































――― うむ、とれたんよ! ―――

オイル漏れや酷い腐食など見当たらず想像よりまともな状態だったのである。


















































ボルトは綺麗に掃除し、再利用。


















































何が特注なのか、誰が特注したのか、いまいち分からないYSS製リアサス。

















































タイランド製のため、何が書いてあるのかよくわからない。

















































これはアマゾンで ¥21,000 にて購入したものである。


――― 減衰調整出来ないタイプやわいね。

実は、Tanago氏がタイランドに特注したという減衰調整式のYSS製レーシングリアサスも入手しているんやけれども、

今回は、このTanago氏とは関係ないこちらのアマゾンで買ったYSSサスを試してみるんよ。

何故かって?! 

Tanago氏の特注レーシングサスはフロントサスにも相応のモデファイを行わないとバランスしなさそうやからやわいね ―――



ちなみに104氏はKSR界隈で有名なTanago氏とはまったく面識がない(汗)

ただ、ネットにて製品を購入させていただいているいちユーザーに過ぎない104氏である。


――― いつかどこかでお会い出来たら素敵やわいね ―――

104氏はぽつりとつぶやいている。


KSR歴が浅くイマイチセッティングなど分かっていないので、いろいろと教えて欲しいらしいのである。

















































取り敢えず、【旧】純正リアサス と 【新】YSS製リアサス の対比画像。

微妙にYSSの方が長い(5mmほど)。


シリンダーの付き方も逆である(画像並べて初めて気が付いた104氏)。
























この新しいリアサスに交換する前に、スイングアームとリンク周りのベアリング化を敢行せねば・・・。

















































こうやってスイングアームを横に向けて・・・


















































このピボット部分のカラーとガイドブッシュを打ち出すのである。

















































先を加工していないA2017SのΦ16丸棒で・・・

コンコンコン、コンコンコン、コンコンコン・・・・。

















































――― とれたやわいね! ―――

カラーのパイプは楽勝。



















続いて、先にお見せしていた先端を加工したA2017S丸棒(Φ16、先端切り開き部位はΦ18)で・・・


















































コンコンコン・・・コンコンコン・・・コンコンコン・・・

――― うぬっ!!!? ―――









全然抜けてこない・・・(滝汗)。














というか・・・これ純正組み付け時にメーカー(川崎さん)はどうやって圧入したんだ?!ってくらい固い・・・。













































傷つけたくないんで、アルミ棒を使用し、先端をガイドに満遍なくあたるように加工した104氏であるが、この武器では攻撃力が足りない。


























――― うむ、本気を出さねばならんようやわいね・・・ ―――


そう呟く104氏は、先端の小賢しい加工がまったく無意味であったことを悟り、普通のA2017SΦ16棒に武器の装備を変えた。

(嗚呼・・・先端の加工すごく時間かかったのに・・・・・・)














――― ホゥワ~チャッ!!! ―――

気持ちの悪い104氏の叫び声がガレージ内に響いた後・・・



ガンッ!ガンガンガンッ!!ガッン!!!

ガンガンガンガンガンガンッッ!!!!

ガッッンガンガンッガンッガガンッ!!!!

















































――― あと少しやわいね!! ―――

















































完全勝利(汗だらだらだけど・・・)。




――― うむ、力強くも最新の注意によって、スイングアームガイドブッシュ打ち込み内壁は傷ついてないんよ!完璧! ―――


これ、別に104氏の作業が素晴らしいわけではなく、アルミの棒使えば鉄(スイングアーム)に対して柔らかいので綺麗に打ち出せます。


ただし、かなり固く圧入されていることを身をもって知ったので、叩きだしに使うアルミの棒は固いA2017材をお勧めします・・・。

かなり叩き散らかす作業になるので、鉄棒でやるとスイングアーム内壁が傷だらけになると思います。

















































内壁の様子。

傷ついてナイ。












奥に見える段差までの距離を測定する。

















































だいたい26mmほど。






なぜ測定するのか?

















































ジュラコン(黒い部品)で2種類のカラーを削り出し、外形23mm 内径17mm 長さ15mmのガイドブッシュ(潤滑性抜群製品)を用意した104氏。


















































このガイドブッシュ、某ショップさんでジュラコンカラーとセットでKSR用にキット販売されているものをネットで見かけたことがある。

しかし、104氏が今回使用しているものは、その某ショップ製のものではない。



――― 普通に規格品でこのサイズがあったんで俺は自分で発注したんよ、

カラーも某ショップのモノとは違う俺のオリジナルやわいね!

スイングアームブッシュ打ち込み部分の深さに合わせてジュラコン削りだしたんよ ―――



ガイドブッシュが長さ15mmと言わず20~23mmほどあってくれたら苦労はなかったのであるが、15mmが規格サイズなので仕様がない。


筆者もよく観察したが、104氏のくせに設計も製品の質感も出来は素晴らしい。

















































打ち込み用の治具も削りだした104氏。

ちなみにこれもジュラコン製。

















































まず、こんな感じにガイドブッシュが入り込み過ぎない為のジュラコンカラーを圧入。


















































次は、ガイドブッシュ圧入。

ツライチから3mm深く入る設計。(その前のカラー【6mm】はツライチから19mm深く入れてある)


















































最後にまたジュラコンカラー圧入。

これを左右とも施す。

















































こんな感じでスイングアームは完成。

















































お次はリンク周りをやっつけるのである。

これは純正品。

ベアリングなど装備しておらず、カラーと樹脂ブッシュで動きが滅茶苦茶渋い・・・。

手で少し上げてやるように動かすと・・・

















































かなり抵抗が感じられ、手を放してもその場で重力に打ち勝ちポジションを保持してしまう程に作動が渋い。






だからコイツを・・・



















































このニードルベアリングを装備させたモノに換装するのである。

















































換装後はとってもとっても軽く作動し、もちろん重力にも逆らうことはない。



















































続いてコイツも・・・


















































ニードルベアリング装備品に換装。

これも超軽い動きを実現。

















































これでやっとリアサス交換の手筈が整ったのである。

純正(シルバー)のサス取り付けボルトでは寸足らずになるので、若干長いボルトが付属するのである。


















































――― うむ! カッコイイやわいねっ!! ―――

喜び勇んでYSS製リアサスを取り付け喝采を叫ぶ104氏。


さて・・・この状態でどうやってスイングアームを取り付けるのであろう??

――― うぬぅっ! 確かに・・・先にスイングアームを取り付けないと物理的に組み立てが不可能やわいねっ! ―――



慌てて勇んでの、こういう無駄な作業が104氏の整備にはとても多いのである。

いそいそとまた分解を始める104氏。



――― 間違えて人間大きくなるもんやわいね ―――

104氏はいつもそう言うが、いっこうに整備時の無駄ムラはなくならない(´・ω・`)


















































しっかり間違えた後で、正しく組み付け直して事無きを得る104氏。

















































――― 終わりよければ総て良しやわいね! ―――


跨って車体を揺すると、なかなか良い感じでバネレートも減衰も感じられる。




――― うむ、良い感じ! ―――



104氏のKSRⅡモデファイはこうしてグダグダと進行するのである。








おしまい。


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